【TSMC】半導体株に再びの大相場到来!?関連銘柄と注目ニュースを分かりやすく解説

台湾セミコンダクター(TSMC)株をはじめとした半導体株が上昇しています。
この記事では半導体関連銘柄と注目ニュースを分かりやすく解説します。

YouTube動画も併せて是非ご覧ください。

【TSMC】半導体株に再びの大相場到来!?関連銘柄と注目ニュースを分かりやすく解説

半導体株上昇の要因

下のチャートはフィラデルフィア半導体指数というアメリカに上場している半導体株指数です。
4/1に窓を開けて上昇しています。

出典:Trading View

半導体株が上昇している理由は下記が挙げられます。

①半導体の需要増
②TSMCによる1000億ドル規模の設備投資
③バイデン政権のサプライチェーン強化計画

上記について順番に分かりやすく解説していきます。

①半導体の需要増

半導体はパソコンやスマートフォンをはじめとしたデバイス機器からゲーム、LED照明や自動車に至るまで幅広く使用されるものです(厳密にはメモリ/ロジック半導体・パワー半導体など種類があります)

直近の半導体需要の増加には

①巣ごもり/テレワークや5Gの普及によるデバイス機器の需要増
②EV(電気自動車)普及による需要増

などが挙げられます。

半導体メーカーは①の需要増に応えるためにメモリ/ロジック半導体の生産を優先し、車載向けパワー半導体の生産は後回しにしていました。

しかしながら②のEV(電気自動車)普及による需要が急増したことで生産が追いつかなくなってきています。

需要が増えれば半導体株の業績も今後更なる上方修正が期待できるため、注目が集まっているのです。

②TSMCによる1000億ドル規模の設備投資

半導体の受託生産で世界最大手の台湾セミコンダクター(TSMC)は4/1に今後3年間で1000億ドル、日本円にして11兆円を投資して生産能力を増強することを発表しました。

TSMCは高い技術力を持つことから世界の半導体受託生産の5割以上を占めており、Appleなどを主要顧客として様々なメーカーから引き合いがあります。

出典:日本経済新聞

同日には製造が膨らむことを理由に、2021年末の受注分から顧客への値引きを中止すると発表。事実上の値上げ宣言となっています。

出典:Trading View

この発表を受けてTSMCの株価は5%を超えて上昇しています。

③バイデン政権のサプライチェーン強化計画

アメリカのバイデン大統領は31日、8年間で2兆ドル(約220兆円)規模のインフラ投資計画を発表しました。

⬇︎詳細は以下の記事で分かりやすく解説しています。
【アメリカインフラ投資】8年間で2兆ドル/増税・インフレ懸念も!マーケットへの影響とは

その中には半導体などサプライチェーン強化のために3000億ドルを投じる計画も盛り込まれています。

Infrastructure investment plan
出典:日本経済新聞

「国策に売りなし」という言葉がある通り、国を挙げて供給網改善の取組が行われることで半導体関連銘柄への恩恵が大きいとの見方が出ています。

他関連銘柄への影響

4/1の米国マーケット状況。半導体銘柄は全て上昇していますね。

出典:finviz

4/2の日経平均株価構成銘柄。東京エレクトロン、アドバンテスト、ソニーなどが大きく上昇しています。

出典:世界の株価

自然災害・事故

このように絶好調の半導体業界ですが、深刻な供給不足に追い討ちをかけるように自然災害・事故が相次いでいます。

出典:経済産業省

・米テキサス州で2月に発生した寒波による大規模停電を受けサムスン工場など一時閉鎖

・台湾の水不足によりTSMCなどが工場稼働中断の危機に

・車載向けパワー半導体のルネサスエレクトロニクスが福島県沖地震による停電/火災被害。火災前の出荷水準復旧に3~4ヶ月かかる見通し

・4/1にはTSMCが火災被害。同社は「生産に支障はない」と伝えたが、業界専門家らは完全稼動には多少時間がかかると予想

ただしこれらの被害による業績悪化などについては、もう既にマーケットは織り込んでいると考えられます。

注目銘柄

米国株
$TSM(台湾セミコンダクター):半導体受託生産最大手
$ASML(ASML):半導体デバイスを微細化する最先端技術EUVで高シェア
$LRCX(ラムリサーチ):半導体製造装置メーカー。前工程高シェア
$AMAT(アプライドマテリアル):半導体製造装置メーカー。前工程高シェア

日本株
8035(東京エレクトロン):半導体製造装置メーカー。製造工程の多くで高シェア
6920(レーザーテック ):マスクブランクス(フォトマスクと呼ばれる原版検査装置でシェア独占。
6323(ローツェ):半導体関連の搬送機。$TSMCや$AMATが取引先

上記はいずれも業績好調で、チャートも上昇トレンドとなっており非常に注目しています。

所感

市場のバリューシフトにより1月下旬頃から軟調な地合が続いていた半導体株ですが、ここにきて大型の投資計画が相次いだこともあり再び上昇に転じてきています。

災害などによる業績への悪影響/金利上昇による株安懸念などもありますが、少しずつ買いを入れて行っても面白そうな局面かと思います。皆さんの投資判断をする上で参考にしていただければ幸いです。

※ここまで個別株式の分析も行いましたが、本記事は銘柄を推奨する目的ではありません。
投資はくれぐれも自己責任でお願い致します。

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