エヌビディア($NVDA)がCPU参入!半導体銘柄/ソフトバンク株への影響は?

米半導体大手のエヌビディアがCPU(中央演算処理装置)に参入すると発表されました。

この記事ではエヌビディア($NVDA)株の分析と半導体銘柄/ソフトバンク株への影響について解説していきます。

関連記事
【TSMC】半導体株に再びの大相場到来!?関連銘柄と注目ニュースを分かりやすく解説

YouTube動画

エヌビディア($NVDA)がCPU参入!半導体銘柄/ソフトバンク株への影響は?

英アーム社と組みCPU参入へ

エヌビディアは4月12日、主催したオンラインイベントでCPUに参入すると発表しました。

CPUの開発コード名は「Grace(グレース)」。エヌビディアのGPU(画像処理半導体)と一緒に使うと、AIを学ばせるための計算速度が最大10倍(現システムはエヌビディア製GPUとインテル製CPUを組み合わせている)となり、1カ月かけていた計算が3日で終わるということです。

出典:日本経済新聞

同イベントではスイス国立スーパーコンピューティングセンター(CSCS)と米エネルギー省のロスアラモス国立研究所がこのCPUの最初のユーザーになると発表しました。投入は2023年初めを見込んでいます。

発表を受け$NVDAの株は5.62%上昇しました。

出典:Trading View

エヌビディア社

ここからはエヌビディア社の事業内容や業績、株価について解説していきます。

事業内容
同社はGPUの設計を手掛ける企業です。工場を持たないいわゆる「ファブレス企業」であり、ゲーム用ハイエンドPCやデータセンター、車載向け製品をリリースしています。
また近年では同社の高性能GPUの特性を活かせる人工知能(AI)や自動運転など、より複雑で有利な収益機会となる幅広い分野に進出しており、今後の更なる活躍も期待できる事業内容となっています。

業績
以下は直近四半期ごとの業績推移です。

マネックス証券

2020年11月〜2021年1月期の売上高はデータセンター向けが97%増、ゲーム向けが67%増と非常に好調となっていました。
全体の売上高は61%増の50億ドル、EPSは3.10ドルとなっています。アナリスト予想平均のそれぞれ48億2000万ドル、2.81ドルを上回る結果となっています。

出典:米ヤフーファイナンス


株価
2月16日に上場来高値をつけてからは下落していましたが、バイデン政権の大規模インフラ投資発表やCPU参入のニュースを受け上昇。直近の株価は608ドルとなっており、上場来高値付近となっています。

出典:Trading View

他半導体銘柄への影響

エヌビディアのCPU参入ニュースを受け、同じくCPU事業を行うインテル(INTC)の株価は4%下落、AMDについても5%下落しました。

他の半導体銘柄については市場全体が決算を控えた様子見ムードということもあり、一旦利益確定の売りが出ているものと推察されます。

出典:finviz

なおエヌビディアの担当幹部、パレシュ・カーリャ氏は「数年以内に100兆のパラメーターを持つAIモデルが出てくる」と指摘しています。
今回のCPUは「最も複雑なAI計算のボトルネックを解消するために開発した」とし、米インテルや米アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)などの汎用CPUとは「直接競合しない」というのが公式な見解です。
マーケットではエヌビディアがCPUの領域に踏み出したことで、今後各社が競争する場面は増えると見られているようです。

ソフトバンクへの影響

アーム社を子会社に持つソフトバンク(9984 ソフトバンクグループ)の株は小動きの展開となりました。
前日のアリババ株($BABA)急騰もあり、親会社のソフトバンクにとってはプラス材料になるかと思われましたが出来高も増えておらずほとんど反応していません。

なおアーム社は現在ソフトバンクの100%子会社ですが、2020年9月に株式をエヌビディアに売却する方針を発表しており、各国の規制当局の承認手続きなどを経るため2022年3月までの売却完了を見込んでいます。

エヌビディア株は今買いなのか

個人的に今は買いではないと考えています。
理由としてはエヌビディアの株価推移の特徴にあります。以下チャートを再掲します。

この画像には alt 属性が指定されていません

チャートの下にEと表記されているのが決算日なのですが、前述した通り好決算にもかかわらず決算以降は株価が下がっている傾向が続いています。

エヌビディアは2021年2〜4月(第1四半期)の売上高が2月に示した53億ドル(約5800億円)の見通しを上回ることも明らかにしており、現在の株価は5月に発表される決算についても既に織り込んでいると考えられます。

決算後にこれまで同様売られる展開となり、直近のレンジで意識されている500ドル近辺まで株価が下落するようであれば打診買いを行うのも面白そうです。

引き続き重要なニュースが報じられた場合は追って更新情報をブログやYouTubeでもフォローしていきたいと思います。

皆さんの投資判断をする上で参考にしていただければ幸いです。

※ここまで個別株式の分析も行いましたが、本記事は銘柄を推奨する目的ではありません。
投資はくれぐれも自己責任でお願い致します。

投資
スポンサーリンク
シェアする
株LIVEをフォローする
株LIVEの株ブログ

コメント