投資信託とつみたてNISAの仕組みを分かりやすく解説【長期投資】

この記事では投資信託とつみたてNISAについて以下の流れで解説しています。

・投資信託とは
・知っておきたい用語解説
・つみたてNISAとは
・オススメの投資信託

最後まで読んでいただくことで投資信託とつみたてNISAとはどんなものかが一通り理解できるようになります。

投資信託とは

投資信託とは、投資家から集めた資金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品のことです。

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出典:投資信託協会

基本的に複数の商品に投資をするのため、個別株式などと比較してリスクの低い投資商品となっています。

ちなみに株式市場に上場しているものは「ETF」と呼ばれています。
⬇︎ETFについて詳しく解説した記事はこちら
投資初心者にオススメのETF3選【メリット/デメリットも徹底解説】

知っておきたい用語

・基準価額
基準価額とは、投資信託の1口あたりの値段のことです。
1日1回値段が変わります。

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出典:投資信託協会ウェブサイト


・分配金
分配金とは投資信託が株式や債券へ投資・運用して得た収益を口数に応じて投資家に分配するものです。
分配金はファンドの財産における収益部分から出るため、分配した分純資産総額が減少し、基準価額が下がるデメリットがあります。

出典:投資信託協会

投資信託の中には「毎月分配型」と言って毎月分配を行うものもあるのですが、前述した通り分配した分だけ基準価額が下がること、また分配金を受け取る度に課税されてしまうことから個人的にはオススメできないものになっています。
投資信託の中でも分配金が再投資できるものを選ぶことで複利の効果を得ることができるため、購入する際はよくチェックしておきましょう。


・信託報酬
信託報酬とは、投資信託を保有している間投資信託の保有額に応じて日々支払う費用のことです。
年率でいくら支払うのかは目論見書と呼ばれる投資信託の説明書に記載されています。
こちらと別に手数料もかかる場合がありますが、一般的には対面で販売している商品、アクティブファンド(後述します)については高い傾向にあります。

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出典:日興アセットマネジメント


・アクティブ/インデックス
株式投資信託にはアクティブ型とインデックス型の2種類があります。
分かりやすいように一覧にまとめてみました。

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アクティブ型
特徴としては以下の点が挙げられます。
①指数(日経平均株価やダウ、ナスダックなど)や市場平均を上回るパフォーマンスを目的とする
②組入銘柄や商品は人が調査・分析を行った上で選定する
③リスクとリターンは比較的高い傾向にある
④信託報酬は高い(銘柄選定等のコストがかかっているため)

インデックス型
特徴としては以下の点が挙げられます。
①指数(日経平均株価やダウ、ナスダックなど)に連動する
②組入銘柄や商品も指数に連動する
③リスクとリターンは比較的低い傾向にある
④信託報酬は低い(銘柄選定等のコストが不要であるため)

すぐに覚えるのは難しいですが、こちらの記事を繰り返し読み返すことで少しずつ理解を深めていただればと思います。

つみたてNISAとは

通常、投資で得た利益については20.315%の税金がかかるのですが、つみたてNISAはこれを一定期間非課税とすることができる制度です。

・年間の投資上限額は40万円
・最大20年間非課税となる
・買付方法は積立で条件を満たす投資信託が対象

となっています。

ちなみにつみたてNISAとは別にNISAという制度もあります。
違いが分かりやすいよう一覧にまとめてみました。

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つみたてNISAは条件を満たす投資信託のみが対象であるのに対し、NISAは投資信託の他株式やETF、REIT(不動産投資信託)についても投資対象となっています。

つみたてNISAとNISAは同時に開設することができず、どちらかを選択する必要があります。
また両制度はあくまで出た利益が非課税になる制度であり、損失が出た場合は損益通算ができない点についても注意しておきましょう。

オススメの投資信託

投資初心者の方にオススメの投資信託をご紹介します。

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出典:楽天証券

こちらはS&P500に連動するインデックス投資信託になっています。
※S&P500とはアメリカを代表する500社(変動あり)の指数です。GAFAと呼ばれるGoogle、Apple、Facebook、Amazonの他、電気自動車で話題のTesla(テスラ)も組み入れられています。

2020年の暴落も乗り越えて現在最高値を更新しており、年平均上昇率が7%とパフォーマンスにおいても素晴らしい投資信託と言えます。

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出典:楽天証券


こちらは手数料無料(ノーロード)、管理費(信託報酬含む)も0.0968%と非常に低コストであるため楽天証券の買付/つみたてランキングでも常に1位の人気商品となっています。

長期で積立を行うにはまさにうってつけの商品と言えるでしょう。

まとめ

この記事の重要な部分をおさらいしましょう。

・投資信託は運用の専門家が投資商品を選定・運用してくれるため比較的リスクが低い
・投資信託にも様々なタイプがあり、自分に合ったものを選ぶことが重要
・つみたてNISAは長期投資に向いた非課税制度

初心者の方はまずネット証券でつみたてNISAを開設し、リスクの比較的低いインデックス型の投資信託からスタートすることを強くオススメします。

銀行や証券会社などの窓口では「毎月分配型なら年金代わり/お小遣い代わりに楽しむことができるのでオススメです」「今話題のAI企業にまんべんなく投資ができます。これからの時代はAIが伸びますし、運用はプロが行うので安心です」などの謳い文句で毎月分配型やアクティブ型の投資信託を売ろうとしているようですが、それらをオススメするのは手数料が高く銀行や証券会社にとっての利益になるからです。

もちろん毎月分配型、アクティブ投資信託の全てが悪と言うわけではないのですが、投資信託をやる上でも最低限の知識を身につけた上で購入しないと気づかないうちにリスクの高い投資をしてしまう可能性があります。

聞き慣れない言葉が並んだりするとどうしてもとっつきにくく感じてしまいますが、このブログを通して少しでも投資に関する知識を深めていただければ幸いです。

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