1ドル=110円突破!ニュースと為替展望解説【金利上昇/経済回復】

Twitterのトレンドにもなっていましたが、久々にドル円が1ドル=110円を突破しましたね。

この記事では関連ニュースと今後の為替展望について分かりやすく解説していきます。

約1年ぶりに1ドル=110円を突破

1ドル=110円をつけるのは2020年3月以来、約1年ぶりとなります。
年明けから実に7円も円安ドル高が進んでいることが分かります。

出典:Trading View

ここからは関連ニュースについて解説していきます。

米ダラス連銀が製造業活動指数を発表

米ダラス連銀が発表した製造業活動指数は28.9と市場予想の16.8を大きく上回りました。これは2018年8月以来の高水準となっています。

※ダラス連銀製造業活動指数
テキサス州の製造業(大企業100社以上)における生産、雇用、受注などについて質問を行い、その結果をまとめて算出したもので全体的なビジネス状況と活動を反映しています。
指数がプラスの場合は、前月に比べ景況感が上昇したことを示し、指数がマイナスの場合は景況感の悪化を示しています。
この指数が予想より高ければ米ドルにとって買い材料とされますが、予想より低ければ米ドルにとって売り材料と解釈されています。

特に、生産が48.0と、統計開始以来で最高を記録しました。また同指数の支払い価格は66.0と、2月57.4から上昇。引き続きサプライチェーンの混乱が影響し物価を押し上げました。
販売価格も32.2と23.0から上昇、2008年来で最高を記録しました。
新規受注は30.5と、2月13.0から18ポイント上昇。
稼働率指数は16.5から46.1と、過去最高を記録しました。

アメリカ10年債利回り1.7%台へ

バイデン米大統領は3月29日、米国内の成人の90%が4月19日までにワクチンを接種できるようになるとの見通しを示しました。またニューヨーク州ではワクチン接種の対象年齢を30歳に引き下げると発表。

米国の景気回復が早まるとの期待から、長期金利の指標とされているアメリカ10年物国債の利回りは1.7%台まで上昇し、金利上昇を受けたことでドル高が進む結果となっています。

出典:三井住友銀行

アメリカ10年債利回り上昇についての記事は以下も参照ください。
アメリカ債券利回り上昇警戒!株価下落の行方は?ニュース徹底解説

その他指標/関連項目

今週はISM製造業景気指数(4/1)、雇用統計(4/2)も発表を控えており、アメリカの景気回復に期待が高まっています。

出典:investing.com

またマーケットは新年度相場入りしており、日本の機関投資家がアメリカの株や債券などを購入することによってドル高円安方向に向かいやすい傾向もあります。

しかしながら急激なアメリカの金利上昇によってS%P500益回りと10年債利回りの差は2018年10月水準近くまで狭まっており、この差(リスクを取ることによる株式投資のメリット)が縮まることによりリスクオフとなれば株安→円高ドル安となる可能性もあります。

出典:Bloomberg

所感

基本的にはドル高方向に向かっているもの、今週発表されるISM製造業景気指数(4/1)、雇用統計(4/2)と10年債利回りの様子を見ながらの動きとなりそうです。

また明日3/31にはバイデン大統領が3兆ドル規模のインフラ投資について概要を示しますが、アメリカの公的債務残高のGDP比は130%を超えており、今後の増税についても懸念されることから金利上昇はポジティブ要因だけではないことを頭に入れておく必要があります。

出典:日本経済新聞


引き続き重要項目については追ってTwitterやブログ、YouTubeにて更新を続けていきます。

今後投資を行う上での参考にしていただければ幸いです。

コメント